【ボイトレ】声帯閉鎖がカギ!ミドルボイスの声量を上げる7つの練習

【ボイトレ】声帯閉鎖がカギ!ミドルボイスの声量を上げる練習

しげ

なんとかミドルボイスを出せるようになってきたんだけど、声量が小さいんだよね。音程が低くなると声もかすれちゃうし……。ミドルボイスの声量を上げるには、どんな練習をすればいいんだろう?

裏声のひとつであるミドルボイス。裏声を地声のような響きで出せるため、歌ではかなり重宝される発声方法です。

一方、ミドルボイスの感覚をつかめたものの、声量が小さい、声がかすれると悩む人も多いはず。僕も、ミドルボイスの声量を上げるのに苦労しました。

ここでは、ミドルボイスの鍵を握る声帯閉鎖に注目したボイトレを紹介します。毎日続ければ確実に成果を実感できるので、ぜひ実践してください。

なぜミドルボイスの声量が小さくなるのか

ミドルボイスの声量が小さくなる理由を理解しやすくするため、声帯の説明から入ります。声帯とは、のどにある2枚のヒダです。

声帯は、肺から運び込まれる空気とぶつかることで振動。声の源である喉頭原音が生まれます。声がつくられる過程で、声帯は何千、何万回も振動するのです。

地声と裏声を発声するときの声帯の違い

人には地声と裏声、2つの声があります。これらの声は、声帯を調整することによって発声されます。

声帯の伸び声帯の開き
地声伸びていない閉じている
裏声伸びている開いている

声帯が伸びるほど高い音を、閉じるほどハッキリした音を発声します。もちろん、裏声を出しながら声帯を閉じることも可能です。

裏声には3つの種類がある

声帯が開いた裏声をファルセット、声帯が閉じた裏声をヘッドボイスやミドルボイスと呼びます。ヘッドボイスとミドルボイスの違いは、発声する音域です。

裏声音域
ミドルボイス低音域
ヘッドボイス中高音域
ホイッスルボイス超高音域

音域が低くなるにつれて、声帯を閉じる力が必要になります。ミドルボイスは、ヘッドボイスよりも声帯を強く閉じなければならない、というわけです。

一方、声帯を閉じる力が不十分であれば、ミドルボイス本来の声量を出せません。ミドルボイスの声量が小さくなるのは、声帯を閉じる力が足りないからです。

ミドルボイスの声量を上げる声帯閉鎖とは

声帯閉鎖は、読んで字のごとく声帯を閉じることです。ミドルボイスの声量を上げるには、閉鎖筋と呼ばれる声帯を閉じる筋肉を鍛えなければなりません。

エッジボイス

しげ

閉鎖筋を鍛えるには、エッジボイスが最適。エッジボイスは、呪怨のように「あ゛あ゛あ゛あ゛……」と発声する方法だよ。

エッジボイスを出すとき、声帯は閉じています。肺から送られる空気は、閉じた声帯を無理やり通ろうとします。

空気が通過した際、声帯がこすれ合うことで「あ゛あ゛あ゛あ゛……」という声が出るのです。

エッジボイスの出し方

  1. 低い声を「あー」と出す
  2. 発声しながらのど仏を下げる

声を出すときは、低い、かつ出しやすい音にしてください。発声しながらのど仏を徐々に下げると、「あー」という声から「あ゛あ゛あ゛……」という声に変化したはず。

呪怨のような声が出れば、エッジボイスの完成です。声帯を閉じる感覚をつかめれば、低い音でなくともエッジボイスを発声できます。

エッジボイスのトレーニングメニュー

  • エッジボイスを10秒間キープする
  • エッジボイスと息を交互に出す
  • 徐々に音程を上げながらエッジボイスを出す(地声音域)
  • エッジボイスで地声から裏声に切り替える

エッジボイスで10秒間キープする

エッジボイスを安定して出すトレーニングです。エッジボイスを出すときは、音が揺れたり、途切れたりしないように気をつけましょう。

エッジボイスと息を交互に出す

声帯を閉鎖させる感覚を養うトレーニング。エッジボイスを1秒発声した後、息を1秒吐くというように練習します。

エッジボイスを出しながら徐々に音程を上げる

一音ずつではなく、滑らかに音程を上げるトレーニング。エッジボイスを出すときは、あなたが楽に発声できる地声音域内にとどめましょう。

エッジボイスで地声から裏声に切り替える

ミドルボイス音域に入っても、声帯が開かないようにするトレーニング。練習を続ければ、地声と裏声(ミドルボイス)をスムーズに切り替えることができますよ。

「ぐっ・ぐっ」発声

しげ

「ぐっ・ぐっ」発声は、本来持っている閉鎖筋を呼び覚ますボイトレだよ。一回トレーニングしただけでも、音域の広がりを実感できる優れモノなんだ。
  • 単音で「ぐっ・ぐっ」と発声する
  • 音程を上下させながら「ぐっ・ぐっ」と発声する
  • 音階に合わせて「ぐっ・ぐっ」と発声する

しげ

ポイントは、鋭く「ぐっ」と発声すること。子音のGに力を入れると、声帯がしっかり閉じるよ。

ミドルボイスの声量を上げるボイトレまとめ

  • エッジボイスを10秒間キープする
  • エッジボイスと息を交互に出す
  • 徐々に音程を上げながらエッジボイスを出す(地声音域)
  • エッジボイスで地声から裏声に切り替える
  • 単音で「ぐっ・ぐっ」と発声する
  • 音程を上下させながら「ぐっ・ぐっ」と発声する
  • 音階に合わせて「ぐっ・ぐっ」と発声する

ミドルボイス本来の声量を出すには、声帯を閉じなければなりません。閉鎖筋が足りなければ、ふとした瞬間に声がかすれます。

閉鎖筋を十分に鍛えたのに声量が上がらない、という人は、呼吸や肺活量を見直すとよいでしょう。特に、腹式呼吸はミドルボイスに必須の技術です。

呼吸するときに肩や胸が上がるという人は、腹式呼吸ができていません。まずは腹式呼吸を身につけてから、ミドルボイスに挑みましょう。

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